呼吸ケアサポートチーム(RST) (こきゅうけあさぽーとちーむ)
呼吸ケアサポートチーム(RST)
広島市民病院では、「人工呼吸器を装着している患者さまが早期に人工呼吸器を外せるよう、医療スタッフをサポートするチーム:RST」を発足し、2010年より活動しています。
目的
院内における人工呼吸器を装着した患者さまの呼吸ケアの向上、および呼吸器からの早期離脱を目指し、助言、教育、標準化、安全管理を多職種のチームとして行う。
メンバー
医 師 : 呼吸器外科、呼吸器内科、麻酔集中治療科
看護師 : 集中ケア認定看護師、救急看護認定看護師、小児救急認定看護師、呼吸療法認定士
理学療法士
臨床工学技士

RSTメンバー
活動内容
(1) ラウンド(毎週火曜日)

ラウンド風景
対象
人工呼吸器を装着している15歳以上の患者で、一般病棟においては48時間以上継続している場合。
ICU、救命センターでは入室15日以上を経過している場合。
実施内容
初回ラウンド時には診療計画書の作成を行い、ケア方法など当該病棟の看護師とカンファレンスを行う。またラウンドチェックリストに沿って人工呼吸器の安全管理及び患者の状態を把握し、ケア方法の改善などについて検討する。
コンサルテーション
RSTは各病棟看護師や担当医からの診察依頼に対応します。患者さんからの直接窓口はありませんので、呼吸器に関するご質問などに関しましては担当医または病棟看護師にご相談ください。
平成25年度ラウンド実施件数:89件(内算定件数:19件)
(2) RST研修会(リンクナースを対象に年10回)とICU院内留学
目的
病棟で教育的役割を果たせる人材(リンクナース)の育成と病棟で活用できる呼吸ケア
(人工呼吸器を含む)全般の知識の習得
内容
① 各分野にわたる講義を10回/年受講する
② 受講後ICU院内留学を2日間行い、呼吸器装着患者の看護管理の理解と実践能力を培う
研修内容(平成25年度)
(3) RSTニュースの発行(年2回)
(4) 2013年は「人工呼吸器装着患者管理マニュアル」を発行し各病棟に配布