当院では、全国の市立病院に先駆けて、内視鏡手術用ロボット「ダビンチ」を2012年夏に導入いたしました。
サージョンコンソール(写真左側)に座った術者は、鮮明なハイビジョン3次元画像を見ながら、手術台近くに設置されたペーシェントカートのロボットアーム(写真右側)のを操作して非常に細やかで、正確な操作による内視鏡手術を行うことが可能となりました。
2023年9月に高精度放射線治療が可能な治療装置TrueBeam(VARIAN Medical Systems社製)を導入しました。
これにより、当院はTrueBeam とTrueBeam STxの2台体制となり、より多くの患者さんに高精度放射線治療を提供できるようになりました。
また、TrueBeamが設置された治療室にはX線を使用せず患者さんの位置合わせを可能にする最新装置ExacTrac Dynamic(BRAINLAB社製)も導入しました。
これにより、体にマジックなどで印を書くことなく治療を行う“マーカーレス治療”を提供できることになりました。
これらの装置を用いて、我々は高精度な放射線治療を正確にそして安全に提供いたします。
広島市民病院では、2015年4月最先端のハイブリッド手術室や内視鏡手術室を含む5室の手術室を増設し(既存手術室11室+増設手術室5室 計16室)、最新鋭のMRI装置を稼働しました。
ハイブリッド手術室では、手術室に最新鋭の血管撮影装置を設置し、手術のみでは到達困難な部位の血管内カテーテル治療が可能となったり、カテーテル治療のみでは治療できない病変に対しても、手術を同時に行うことができます。また、ハイリスクな患者へのTAVI(経カテーテル的大動脈弁置換術)も安全に行うことができ、県内で初めて施設として独立しました。さらに、内視鏡手術室では、手術支援ロボットによる最新の内視鏡外科手術等、患者様の体にやさしいより高度な手術を行います。