脳神経外科・脳血管内治療科 (のうしんけいげか・のうけっかんないちりょうか)
部門紹介
DPCデータによれば、当科は、広島地域の脳疾患の約3割の患者さんを受け入れています。特に、脳動脈瘤(破裂、未破裂)患者さんの4割は当院で治療されています。脳腫瘍(良性、悪性、転移性)の治療数も増加してきています。
併設の救命救急センターは24時間体制で救急患者さんの迅速な受け入れと治療を行なっており、当地域の中核的存在と自負しています。特に脳血管障害の急性期治療には実績があり、病診連携にも力を注いでいます。
急性期脳梗塞に対しても、救急科、脳神経内科と協力して、超急性期治療であるt-PA投与(血栓溶解療法)さらに血管内治療であるカテーテルによる血栓回収術も積極的に行っています。
現在、広島市民病院脳神経外科には9名のスタッフが所属しています。専門医の取得状況は脳神経外科専門医が6名、脳卒中学会専門医が5名、脳血管内治療専門医が3名(うち指導医3名)、神経内視鏡学会技術認定医が2名、がん治療認定医1名です。加えて、3名の後期研修医が勤務し、日夜脳卒中を中心とした脳外科疾患の治療に取り組んでいます。