対象疾患とリハビリテーションの流れ
当科の対象疾患は、手術を目的に入院となった運動器疾患患者等、心疾患患者、呼吸器疾患患者、脳疾患患者、入院中に体力消耗状態が進行し日常生活が困難となった廃用症候群患者、慢性・進行性の神経筋疾患患者等に対応しています。また、当院は中四国のがん拠点病院であり、9割のスタッフががん患者に対するリハビリテーションの研修会に参加し、受け入れ体制を整えています。(腰部脊柱管狭窄症、頚椎症性脊髄症、腰椎圧迫骨折、上腕骨骨折、大腿骨頚部骨折、変形性関節症、前十字靭帯損傷、腱板断裂、狭心症、心筋梗塞や心臓弁膜症等、TAVI、肺気腫、慢性閉塞性肺疾患、肺癌術後、発症後間もない脳梗塞、脳出血・くも膜下出血や脳腫瘍、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症、多系統萎縮症、急性・慢性硬膜下血腫、正常圧水頭症、癌に対する術後および放射線療法や化学療法中、内科疾患の廃用症候群、脳性麻痺、左心低形成症候群、染色体異常症、心房・心室中隔欠損症、重症新生児仮死)
リハビリテーションの流れは、主治医または依頼医から当科医師に介入依頼を受け、初回評価を行い、リハビリテーションの実施計画書を作成、介入開始します。その後、医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、医療ソーシャルワーカー等、多職種が集まってカンファレンスを開催し、リハビリテーション総合実施計画書を作成します。定期カンファレンスは毎月1回行っています。転院が決定した際は、転院先に向けて退院時要約を提供しています。
2021年8月より、自宅退院が決定した患者様に対して、自宅で生活する上での注意点や自主練習指導などをまとめた退院時リハビリテーション指導書も作成することとしています。