診療実績
救急科では平成17年 発足時より「ER型救急」を行ってきました。
ER型救急システム
ER型救急システムとは、北米のER(ED: emergency department)で行われている救急システムを参考に作られたため「ER型」と名付けられました。基本的には全ての救急患者に対する救急初期診療型で、ERで働くER専門医は全ての科の初期診療を行います。当院では15歳以上の成人を対象としており、耳鼻咽喉科、整形外科、産婦人科は当該診療科が初療にあたることが多いなど真の「ER型」とは未だ言えません。徒歩来院患者(walk in)の患者には、はじめにトリアージナースが対応し、緊急性があるかないかの判断を行います。ER担当医は初期診療後、入院が必要な患者は全てその該当科に振り分け、入院患者や手術には基本的には関与しません。ER担当医が行う救急初期診療とは、診断・初期治療・advanced triage(disposition)を指します。Advanced triage(disposition)とは、救急患者の方向性のことで、帰宅・入院の判断、入院であればどの診療科にどの時点で話を持って行くかの判断です。
診療実績
令和2年は、救急外来受診者数22056人でした。
2007年からの受診患者数を示します(2021年は1月から4月までのデータ)。
近年は新型コロナウイルスの流行もあり、徒歩来院患者数は減少しており、患者総数は減少傾向にありますが、救急車搬送患者数はあまり変わっていません。
救急患者受け入れ