診療科のご案内

　当院整形外科には関節外科を専門とする医師が多く所属しているため、足周辺を除くほとんどの関節疾患に対応可能で、膝関節を専門とされている出家副院長を筆頭に、肩関節専門の横矢主任部長、肘～手関節専門の竹内部長、股関節専門の村上部長が患者さんの状態に応じて非手術的な保存治療や手術治療を提供しております。また今年度からは脊椎専門の藤岡先生も加わって、顕微鏡下手術だけでなく近年目覚ましい進歩を遂げている脊椎インストゥルメンテーション手術も積極的に行っております。
　また広島は昔からスポーツ王国として有名ですが、出家副院長と横矢主任部長はスポーツ選手の診察も得意としており、野球やサッカーなど多くのスポーツ選手の診療に当たり、鏡視下靭帯再建術や肩関節唇形成術といった手術治療だけでなくリハビリテーションを中心とした保存治療も行っております。
　代表的な手術としては、変形性関節症に代表される変性疾患に対する人工関節置換術だけでなく、骨切り術などの関節温存手術や自家培養軟骨移植、人工腱板補強術といった高度な再生医療も積極的に行っております。また肩や膝に対しては関節鏡を用いた半月板縫合術、腱板修復術といった低侵襲手術も多く行っております。
　それに加えて、本年からは関連施設である舟入市民病院に当院の医師が出向いて1泊入院での手術を開始しており、手根管症候群などの変性疾患や外傷手術に関する同院での手術が今後増えていく見込みとなっております。
　当院では循環器内科や腎臓内科、心臓血管外科、脳神経外科など、他科に関してもさまざまな多くのスペシャリストの先生がおられますので、そのような脳や心臓血管系、あるいは腎臓などに不安のある患者さんの外傷治療も、村上部長が中心となって他科の先生方と相談しつつ随時治療を引き受けております。
　
このように、広島市の中核病院として周辺の病院や医院、クリニックと密に連携を取りながら様々な関節疾患に対して安全かつ高度な医療を提供しておりますので、どうぞ安心して受診していただけますと幸いです。