部門紹介
CEセンターは、Clinical Engineering Center の略です。
臨床工学技士は、一般的にME:Medical (医療)Engineer(工学技士)と表記されていましたが、近年ではより臨床に即した業務が強く求められるようになり、CE:Clinical(臨床)Engineerと表記されるようになりました。
臨床工学技士が独立した部署で業務を行うにあたり、旧MEセンターから2014年4月より、CEセンターと標榜する事となり、現在20名の臨床工学技士で医療機器管理と専門臨床業務を行っています。
主たる業務紹介
CEセンター
人工呼吸器の始業前点検や保育器・NO装置・輸液・シリンジポンプ等の定期点検や各種医療機器の保守点検業務(年間約2,000件)や機器のトラブル対応の他、腹水濃縮再静注(KM-CART)を年間約100件行っています。
人工腎センター
水質管理を含め、維持透析業務(32床)を日曜日以外の週6日間(年間約9000件)行い、合併症の検査・治療・手術のために紹介入院となった維持透析患者さんの入
院中の透析、自己免疫疾患(神経疾患、膠原病など)に対する血漿交換・吸着療法、ネフローゼ症候群や閉塞性動脈硬化症に対するLDL吸着療法、潰瘍性大腸炎や関節リウマチに対する白血球除去療法などや、救急救命センターでの緊急透析対応など幅広く血液浄化療法に対応しています。
手術室・ICU業務
年間約280症例の人工心肺業務を主として、自己血回収装置やダヴィンチ手術、月2回の心臓外科外来や年間約100症例の周術期および検査等のペースメーカバックアップ業務を行っています。
臨床業務に加え、手術室・ICUの医療機器の操作やセッティングおよび保守点検業務を行っています。
その他
その他、体外循環技術認定士・透析技術認定士・呼吸療法認定士等の資格取得や各専門学会への参加や演題発表を積極的に行っています。