口唇裂口蓋裂センター (こうしんれつこうがいれつせんたー)
対象医療と治療方針
治療の概略
出生前:
出生前に口唇裂・口蓋裂を指摘された場合、出生前の相談に対応します。形成外科を受診してください。
出生後:
哺乳不良等が確認されれば新生児科への入院を、口蓋裂があれば早期に口蓋床の作製を検討します。分娩病院・産院または御家族から御連絡ください。
初診時:
哺乳指導、口唇マッサージ指導、口蓋床作製型どり
その後口蓋床による顎誘導、哺乳量や体重増加量をチェック
生後2、3か月頃:
口唇形成術(体重5、6キロ前後の乳児が対象。)
口蓋裂がある場合、この頃から中耳炎をチェック
1歳2ヶ月頃:
口蓋形成術(体重8~10キロ前後の幼児が対象。)
3、4歳頃:
両側唇裂の幼児の鼻修正(該当者すべてに施術するものではありません。)
5、6歳頃:
口唇修正(該当者すべてに施術するものではありません。)
顎裂がある場合は矯正歯科を紹介
学童期:
顎裂骨移植
15歳以上:
鼻修正を中心とした最終手術
※なお、当院では矯正歯科が開設されていないため、必要に応じて当院が連携する医療機関を紹介します。中耳炎の日常的なフォローについても、お近くの耳鼻科での受診を提案します。
連携医療機関
広島市中区
広島市南区
広島市西区
広島市佐伯区
東広島市
三原市
兵庫県西宮市