摂食・嚥下・口腔(SEK)ケアチーム (せっしょくえんげこうくうけあちーむ)
摂食・嚥下・口腔(SEK)ケアチームについて
目的
摂食・嚥下・口腔ケア部会は、平成19年度に「口腔ケア部会」という名称で発足しました。その後、患者さんの口から喉にかけての環境を整え、安全に食べるための機能回復を支援するよう、「摂食・嚥下・口腔ケア部会」(以下SEK部会)と名称を変え活動しています。
活動内容
1.摂食えん下障害患者への支援
主治医や病棟スタッフの要請を受け、口腔ケア、嚥下評価・リハビリをとおして患者さまの口から喉の環境を整え、安全に食べるための機能が回復できるようにお手伝いしています。
2.嚥下食の改訂
より食べやすい食事をめざし、標準化した嚥下食へ改訂し提供しています。
3.研修
各部署に嚥下キーパーソンを置き、年8回の研修会を開催。平成26年度からは院内認定制度も開始し「わかりやすく、楽しく、みんなでレベルアップ」を目指しています。(別表)
4.地域連携
平成26年度から研修会を院外(病院職員)に向けてもオープンにし、交流を図っています。
活動実績
1.摂食えん下障害患者への介入件数
① 嚥下評価・スクリーニング
耳鼻科医による内視鏡検査を中心にラウンドや言語聴覚士・認定看護師に気軽に相談出来る窓口を設け、迅速な対応ができるようにしています。
② 摂食機能療法
嚥下評価によりリハビリが必要とされた人には言語聴覚士・認定看護師・病棟看護師が指導を行っています。
③ 口腔ケア
食べるために欠かせない口腔環境を整えるため、歯科口腔外科を中心に家族を含めた指導を行っています。最近では手術前後の人の口腔ケアにも力を入れています。
2. 学術発表
平成24年度から活動の成果を院内での講演およびリハビリテーション学会・自治体病院学会などへ発表しています。
3.研修会内容
・ 摂食・嚥下障害患者の口腔ケア
・ 摂食嚥下に関わる基礎的知識
・ 摂食・嚥下障害患者の看護
・ 嚥下評価と外科的治療
・ 嚥下リハビリの実際
・ 摂食・嚥下障害患者に必要な呼吸訓練
・ 嚥下食と栄養管理
・ 嚥下機能と薬剤
・ 筆記テスト
SEKケアチーム構成メンバー
・ 医師3名(耳鼻咽喉科医、神経内科医、脳神経外科医)
・ 歯科医師2名
・ 薬剤師1名
・ 看護師6名(内1名 摂食嚥下障害看護認定看護師)
・ 歯科衛生士1名
・ 言語聴覚士1名
・ 管理栄養士2名
・ 理学療法士1名
・ 医事課 1名
SEK(摂食・嚥下・口腔)ケアチーム メンバー