診療実績
臨床成績1
総手術数(2011-2020年)
2020年 総手術数(764例)内訳
2020年 総心臓大血管手術数(522例)
臨床成績2
総人工心肺件数(2011-2020年)
経皮的心肺補助(PCPS)
臨床成績3 2020年 分野別年間手術件数並びに成績
Congenital
年齢別内訳・手術総数 (104例/NCD*へ登録する症例)
新生児
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24例
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乳児
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29例
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1歳以上16歳以下の小児例
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41例
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16歳以上の成人例
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10例
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疾患・術式別内訳(主なもののみ・重複あり)
心房中隔欠損症(成人例を含む)
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13例
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心室中隔欠損症
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18例
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PAB
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7例
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PDA(未熟児)
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3例
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BTシャント
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9例
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ファロー四徴症(根治手術)
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7例
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房室中隔欠損症(完全型/不完全型
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3例
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(2例/1例)
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TAPVC
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3例
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Norwood手術(HLHSおよび類似疾患)
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1例
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単心室症例に対する手術
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4例
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(Fontan3例Glenn1例)
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Jatene手術(+/-心室中隔欠損閉鎖)
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4例
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総動脈幹症
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1例
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左室流出路狭窄解除
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1例
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大動脈離断・縮窄症複合
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2例
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大動脈弁上狭窄解除再手術
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1例
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劇症型心筋炎 ECMO
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1例
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開胸ペースメーカー植込み
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2例
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*NCD:National Clinical Databese(全国の施設が参加している共同研究です。)
本項の症例数は、開胸ペースメーカー植込みの2例を含むため、手術総数の小児先天性症例数とは異なります。 また他の領域との重複例を含みます。
手術総数は2019年と比べ108→105例と微減でしたが、新生児症例24例はこれまでで最も多い例数になりました。また、術後30日、90日での死亡例はありませんでした。(まだ入院中の症例もありますから完了しているわけではありません)
Adult Cardiac
総件数 212例(他分野との重複例あり)
弁膜症 (死亡:1例)
・経カテーテル的大動脈弁置換術(TAVI) 90例
・大動脈弁疾患に対する弁置換術
大動脈弁狭窄症 25例(単独 12例)
大動脈弁閉鎖不全症 8例(単独 5例)
感染性心内膜炎 5例
人工弁機能不全 4例
大動脈基部置換 12例
自己弁温存大動脈基部置換 5例
上行大動脈~弓部大動脈置換 2例
・僧帽弁疾患(合併例含む)
僧帽弁閉鎖不全症 25例
弁置換術 5例
弁形成術 20例(うち6例右開胸)
僧帽弁狭窄症 6例(1例死亡)
感染性心内膜炎 7例(うち1例は形成術)
・三尖弁疾患 18例
三尖弁閉鎖不全症
弁置換術 4例
弁形成術 14例
虚血性心疾患 (死亡:1例)
・単独冠動脈バイパス術 17例
OPCAB 9例
体外循環心停止下 8例
・冠動脈バイパス術に併施した手術 10例 (内訳には重複あり)
大動脈弁疾患 5例
僧帽弁疾患 5例
胸部大動脈疾患 4例
・急性心筋梗塞後合併症
心室中隔穿孔 1例(死亡)
乳頭筋断裂による急性僧帽弁閉鎖不全 1例
成人期先天性心疾患 (死亡:0例)
修正大血管転位術後三尖弁置換術 1例
ファロー四徴症術後肺動脈弁再置換術 4例
不整脈に対する手術(他手術に含まれる)
・肺静脈隔離術 5例
・メイズ手術 9例
その他
・収縮性心膜炎 1例
・心臓腫瘍 なし
Vascular
総血管部門手術件数は 547 例でした。(他分野との重複例あり)
COVID19の影響で手術枠の調整の影響がありましたが、昨年は胸部大動脈瘤138例・腹部大動脈瘤96例(合計 234例)でした。私が1999年に赴任し本年で23年目となりましたが時代の流れで年々大動脈瘤手術は増加し、累計胸部1996例、腹部1711例(計3707例、ステントグラフト1355例を含む)となりました。またあまり好まれないような難易度の高い胸腔内広範囲置換や胸腹部大動脈瘤手術も相変わらず積極的に行っております。
またハートチームの一員として循環器内科と協力しTAVI(カテーテル的大動脈弁移植術:累計347例)を実施・推進しております。
さらに総合病院らしく他科手術の血行再建の協力なども多く、病院全体として十分に機能するように努めております。
*2020年のトピックスとしては、
・TAVIの増加(通算 347例)
・成人先天性心疾患(大血管手術)
・自己弁温存を含め大動脈基部置換術の増加
・胸腹部大動脈瘤手術増加ならびに新しい術式(別記入)
・開腹腹部大動脈瘤手術の増加
特筆すべきは大血管手術数 合計 234例 と考えます。
胸部大動脈瘤 138例(重複例なし)
開胸手術症例 92例
・上行+@ 2例
・基部+@ 17例 (Bentall 12 David 5)
・弓部+@ 43例(弓部置換でみると 53例)
・下行+@ 6例
・胸腹部 24例
TEVAR 46例
腹部大動脈瘤 96例(重複例なし)
開腹 37例
EVAR 59例
PAD 113例
・Surgical 64例(内 他院で1例)
(胸交感神経切除1例 腹部交感神経切除 1例))
・EVT 49例(循環器内科分も含む)
内シャント 73例(内 他院で15例)
その他 35例
遊離空腸食道再建術 6例
再開胸止血術 0例
大網充填 1例
創部処置など 28例
重症AS 90例
TAVI 90例
BAV(バルン治療のみ) 0例
他科ECMOサポート手術 0例
《手術成績》 緊急例を含む
胸部
開胸手術:在院死亡 2例(胸腹部術後急性解離発症、肺炎)
脳梗塞 3例
脊髄不全麻痺 0例
縦隔炎 0例
TEVAR
在院死亡 0例
脳梗塞 0例
脊髄不全麻痺 0例
腹部
開腹手術:在院死亡 0例
EVAR :在院死亡 0例
広島市民病院 胸部大動脈瘤手術の推移(1978~2020)
広島市民病院では1978年に胸部大動脈瘤1例目が行われ、現在で2242人となりました。
胸部・腹部大動脈瘤手術/TAVIの推移(1999~2020年)
NCDの手術・治療情報データベース事業への参加について
当科では2011年4月から専門医制度と連携したデータベース事業NCDへの登録を開始しています。
詳細につきましては下記をご覧ください。
【2017年5月一部改訂】
2011年4月 広島市立広島市民病院 心臓血管外科
当科は、一般社団法人National Clinical Database(NCD)が実施するデータベース事業に参加しています。
この事業は、日本全国の手術・治療情報を登録し、集計・分析することで医療の質の向上に役立て、患者さんに最善の医療を提供することを目指すプロジェクトです。
この法人における事業を通じて、患者さんにより適切な医療を提供するための医師の適正配置が検討できるだけでなく、当科が患者さんに最善の医療を提供するための参考となる情報を得ることができます。何卒趣旨をご理解の上、ご協力を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
1.NCDに登録する情報の内容
2011年1月1日以降、当科で行われた手術と治療に関する情報、手術や治療の効果やリスクを検証するための情報(年齢や身長、体重など)を登録します。NCDに患者さんのお名前を登録することはなく、氏名とは関係のないIDを用いて登録します。IDと患者さんを結びつける対応表は当科で厳重に管理し、NCDには提供しません。
2.登録する情報の管理・結果の公表
登録する情報は、それ自体で患者さん個⼈を容易に特定することはできないものですが、患者さんに関わる重要な情報ですので厳重に管理いたします。
当科及びNCDでは登録する情報の管理にあたって、情報の取り扱いや安全管理に関する法令や取り決め(「個人情報の保護に関する法律」、「人を対象とした医学系研究に関する倫理指針」、「医療・介護関係事業者における個人情報の適切な取扱いのためのガイダンス」、「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」等)を遵守しています。
データの公表にあたっては、NCDが承認した情報のみが集計データとして公表されます。登録するデータがどなたのものであるか特定されることはありません。
3.登録の拒否や登録情報の確認
データを登録されたくない場合は、登録を拒否して頂くことができます。当科のスタッフにお伝えください。
また、登録されたご自身のデータの閲覧や削除を希望される場合も、当科のスタッフにお知らせください。なお、登録を拒否されたり、閲覧・修正を希望されたりすることで、日常の診療等において患者さんが不利益を被ることは一切ございません。
4.NCD担当者の訪問による登録データ確認への協力
当科からNCDへ登録した情報が正しいかどうかを確認するため、NCDの担当者が患者さんのカルテや診療記録を閲覧することがあります。
当科がこの調査に協力する際は、NCDの担当者と守秘義務に関する取り決めを結び、患者さんとIDの対応表や氏名など患者さんを特定する情報を院外へ持ち出したり、口外したりすることは禁じます。
NCD登録について