部門紹介
地域医療連携室
目的
広島市民病院は平成14年4月1日に「地域医療連携室」を開設しました。
地域医療連携室は地域の医療機関(かかりつけ医)からご紹介のある患者さんについて、診察の事前予約を行うなど地域の医療機関との連携を図っております。
地域医療機関(かかりつけ医)との連携
広島市内をはじめ近隣エリアの多くの医療機関(かかりつけ医)様に「地域医療支援病院」登録をしていただき、患者の紹介・逆紹介、退院支援、ITを活用した情報提供や病診薬連携システムによる診療情報の共有等地域医療連携の推進に努めています。
地域の医療機関(かかりつけ医)からの紹介手続き
①「診療情報提供書」をご記入の上、FAXにてお送りください。
※「
診療情報提供書(PDF版)」「
診療情報提供書(XLSX版)」
②16:00までの到着分は、受診日時を調整の上、3日以内に患者さん(またはご家族)へ電話連絡いたします。
16:00以降は、翌業務時間の対応となりますのでご了承ください。
※医療機関へお返事が必要な場合は、その旨をご記入いただくか、地域医療連携室へご連絡ください。
③決定した受診日時は、「予約のお知らせ」にて返信いたします。
④患者さんが受診される際は、必ず「紹介状(診療情報提供書)」の原本をご持参いただくようお願いいたします。
※ご持参いただく画像は、DICOM形式でお願いいたします。
⑤患者さんが受診されましたら、「受診のお知らせ」にて報告いたします。
※緊急時及び即日入院が必要な場合は、当該科へご連絡ください。
ご紹介いただいている医療機関の皆様へ
現在当院では、多くの紹介患者さんが待機状態にあります。当院の使命であります「高難度疾患治療」を優先
するためにやむを得ず、以下につきましては、できる限り他の医療機関へご紹介いただきたいと考えます。
① 定期健診での精査の必要な患者さんに対して(お願い)
1) 腫瘍マーカーのみの異常で、他に症状がない場合のスクリーニング的な検査が必要な患者さん
2) スクリーニング的な検査、詳しい健診レベルでの紹介患者さん
なお、上記の場合でも、特に高度な対応や特別な配慮が必要な場合は、個別に相談に応じております。
② ペースメーカー挿入患者さんのMRI撮像予約について(お願い)
他院でペースメーカーを挿入された患者さんの、“MRIだけの撮像依頼”は、原則お受けしておりません。
理由は、ペースメーカー挿入の際のデータや設定状況の確認に時間を要すこと、当院で使用しているペース
メーカー以外の機種であった場合、設定を確認するプログラマーが対応できない場合があるためです。
原則、ペースメーカーを挿入した施設でのMRI撮像をお願いします。
ただし、ペースメーカー挿入施設でのMRI検査が難しい場合や、転勤などで元の施設での受診が困難な方は、
事前に、当院の「ペースメーカー外来」を受診いただき、“撮像が可能”と診断した場合、当院で対応いたします。
代表TEL:(082)221-2291
FAX受付:24時間可
但し、16:00まで到着分については即日対応
16:00以降は翌業務時間対応
地域医療連携室 直通FAX(082)223-2236
直通TEL(082)212-3123
代表TEL(082)221-2291 (連携室内線:2375)
【マルチケアフォーラム広島(市民病院と地域医療機関との合同学術講演会)】
医師等の日常診療における広い知識の会得や相互の情報交換を深めることを目的として、地域の医療機関と当院との合同で講演会を開催しています。
開催日程、講演内容については、トップページの「研修のご案内」の「医療者向け」をクリックしていただきますと、「研修のご案内(医療者向け)」ページに進みます。下方向にスクロールしていただきますと、「マルチケアフォーラム広島(市民病院と地域医療機関との合同学術講演会)】を掲載した箇所がございます。
《マルチケアフォーラムに関するお問い合わせ先 》
医療支援センター 地域医療連携室
(代表)082-221-2291 内線2341
入退院支援部門
医療技術の高度化と人口の減少・高齢化が進む中、各医療機関に求められる役割は大きく変化しつつあります。
こうした変化の中でも一人でも多くの患者さんに最善の医療を提供するためには、患者さんの身体的・社会的・心理的情報を入院前から把握し、入院中のケアや適正な入院期間を管理し、退院後地域につなぐまでの一貫した支援を組織的に行う必要があり、病院内の多職種間の連携はもちろん、地域の医療機関との連携強化が重要です。今後いっそう入院前から退院後までの支援を充実させ、患者様への最適な医療の提供に努めてまいります。
入院支援室は、患者さんの入院が決まった時から、手術前説明や検査説明、入院の説明を行い、患者さんやご家族が安心して治療でき、退院後も自宅で療養できるよう支援する部署です。
*入院前の患者さんへの手術前説明、検査説明や入院説明の動画を繰り返し閲覧できる「患者向け入院支援アプリ『ポケさぽ』」を導入しています。
是非、ご活用ください。
(業務内容)
① 手術や検査にあたっての説明
② 入院生活を送るための準備の支援
③ 入院前に基本情報を得ることで、入院や退院後の生活相談、支援
④ その他入院前の患者さんの疑問や不安に対応
⑤ 薬剤師による入院前の内服薬の確認
【退院支援室】
患者さんやご家族の抱える生活上の問題(経済面・心理面・社会面)や社会復帰、どのように治療を受けたらよいのかというお悩みや、患者会の育成・地域ネットワークづくり等の地域活動など、医療福祉分野の様々な相談・援助を行う部署です。
(相談内容)
① リハビリ、入所施設、転院医療機関に関する相談・支援
② 退院後の不安や心配事の相談・支援
③ 医療器具や機械に関する相談・支援
④ 在宅でのケアや管理、処置についての相談・支援
⑤ 退院後の生活に関する相談・支援
⑥ その他
在宅支援室
ストーマ(人工肛門)を造設された方へのセルフケア指導、また在宅生活に向けての在宅中心静脈栄養の指導、在宅経腸栄養の指導、創傷(褥創含む)ケア、PEG(胃瘻)・腎瘻・瘻孔等のスキンケアについて支援を致します。
がん相談支援センター
地域がん診療連携拠点病院である当院の「がん相談支援センター」では、がん相談員(医療ソーシャルワーカー・看護師)が、がんに関する必要な情報を提供しています。
病気のこと、経済的なことや仕事のこと、自宅での療養生活、ご家族の心配事などについて、ご相談を受け付けます。
他の部門のスタッフと連携しながら、がんに伴う不安や悩みについて、一緒に考えていきます。
緩和ケアセンター
緩和ケアセンターは、緩和ケアチームと緩和ケア外来を統合し、院内の緩和ケア提供体制の中心となる部門です。
当センターでは、入院、外来を問わず全ての患者さんの身体的・精神的・社会的問題を把握し、対応できる体制の整備に努めています。
また、患者さんのご希望を尊重し、必要に応じて主治医や地域の医療従事者とも連携し、アドバンスケアプランニング(ACP)を含めた意思決定支援や療養に関する支援を行い、患者さんとそのご家族が安心して過ごせるよう、包括的な医療ケアを提供しています。
専門的緩和ケアを提供する院内拠点組織として、以下の活動を行っています。
①「緩和ケア外来」での外来患者さんの診療と「緩和ケアチーム」による入院患者さんへの診療やケア介入
② 看護師による医師の重要な説明時の同席・サポート(看護師同席)
③ 看護師・心理士による心理的支援(緩和ケア面談)
④ 看護師によるリンパ浮腫対応
患者相談窓口
医療支援センター(管理棟1階9⃣番)に患者相談窓口があります。
患者さん、ご家族の病気や治療に関する質問、生活上及び入院上の不安等、さまざまな相談に対応しています。