教育・学術部門
薬剤師を目指す薬学生の実習受け入れや、薬剤師研修センターを通じ薬剤師の資質向上を目的としたカリキュラムを用意しています。
▶その他の当薬剤部が取得している施設認定
日本医療薬学会 がん専門薬剤師研修施設
日本医療薬学会 薬物療法専門薬剤師研修施設
日本医療薬学会 医療薬学専門薬剤師研修施設
日本医療薬学会 地域薬学ケア専門薬剤師研修施設
日本臨床腫瘍薬学会 がん診療病院連携研修認定施設
日本病院薬剤師会 がん薬物療法認定薬剤師研修施設
日本医療薬学会がん専門薬剤師研修
広島市民病院では2015年1月に日本医療薬学会より、がん専門薬剤師研修の研修施設として認定され、
2016年より研修生の受け入れをおこなっています。
【スケジュール】
開始数ヶ月:薬剤部の基本的業務
1~3年目:入院および外来化学療法業務
3~4年目:病棟業務
5年目:重点的に研修したい項目について実施
他施設で既に研修歴のある場合はこのスケジュールに限らず実施する
【都合の時に参加】
●化学療法検討部会(第2火曜日 17時30分)
●緩和ケアラウンド(週2回・午後から)
●キャンサーボード(随時)
●医療者がん研修会(奇数月)
●がんセミナー(偶数月)
【適宜実施】
●薬務、DI、薬効解析(TDM)、治験など
※研修は、基本的に週1回程度としますが、 曜日は固定せずに研修可能日を前日までにご連絡いただきます。
【実習成果報告】
●面談(適宜)
●研修報告会(1回/年 年度末)
●研修発表(可能であれば論文作成)
●プレアボイド報告
●症例検討(50症例、当院症例、自施設症例を問わず)
【その他】
●日本医療薬学会年会への参加
●がん専門薬剤師研修事業講義研修 集中教育講座への参加
【関連サイト】
日本医療薬学会
日本医療薬学会『がん専門薬剤師認定制度規定』
日本医療薬学会『がん専門薬剤師研修ガイドライン』
【がん専門薬剤師研修施設の認定基準】
・日本医療薬学会がん指導薬剤師あるいは日本医療薬学会認定指導薬剤師1名以上の常勤
・悪性腫瘍患者に対する入院及び外来診療の実施
・年間がん薬物療法を50例以上実施
・がん薬物療法レジメンの審査・登録体制
・薬剤師による抗がん剤処方監査(注射、内服)の実施
・薬剤師による抗がん剤混合調整の実施
・悪性腫瘍患者に対する薬剤管理指導業務の実施
・緩和医療の実施
6年制学生実務実習
1.薬学部学生病院実習の受け入れは、大学を通して中四国実務実習調整機構へ申し込んで頂きます。調整機構が病院からの連絡により実習受け入れを決定します。決定後、大学より実習申し込み手続きの書類提出をお願いします。
2.実習期間は、指定時期の11週間(年間3回)を基本とします。
3.病院業務上の都合で、受け入れの人数に制限があります。
4.医療現場での実習に対する充分な心構え、医療倫理や個人情報保護を含む予備学習ができており、実習に対する熱意のある学生の方をお受け致します。
5.当院の基本理念と薬剤師法、薬剤師倫理規定をもとに、調剤・製剤業務、DI業務、医薬品管理業務等への理解と基本的技術習得を進めます。また、チーム医療、リスクマネジメント、各種患者サポート業務への貢献を目標として参加型実習をすすめていきます。
11週間実習の一例
|
第1~4週
|
第5~11週
|
講義と実習
|
オリエンテーション
関連法規
計数、計量調剤
注射薬調剤
院内製剤業務
無菌製剤
DI業務
麻薬管理
医薬品管理
リスクマネジメント
|
電子カルテ
がん化学療法
レジメン管理
治験業務
TDM講義
感染症・HIV講義
DM講義
中毒・救急
緩和ケア
NST講義
|
病棟業務実習
|
見学
|
放射線科
手術室
糖尿病教室
|
通院治療センター
臨床検査室
|
ICT、NST
妊産婦教室
|
人工腎センター
|
レポート作成
薬剤部カンファレンス(週1回)への参加と報告会の実施
|
11週目
実習最終報告会
|
厚労省薬剤師実務研修
・日本薬剤師研修センター研修案内より応募の後、採用された研修生を受け入れます。
・薬剤師として、病院薬剤師業務に対する意欲を持ち資質向上を目指される研修生のためのカリキュラムを用意しています。
・研修指針と実務実習モデルコアカリキュラムを基本に、当院の実務を体験し、医療倫理やチーム医療をはじめとする各種業務への理解を進め、技術向上、スキルアップを目指します。
・各研修過程において研修目標を明確にし、各研修生は方策の立案をおこない、目標達成のための自己評価、指導者の評価へとプロセスをすすめてゆきます。
職員研修、新人職員研修
新入職員は以下の目標について、自己評価を行いながら、研修を進めてゆきます。
・医療法人職員及び準公務員としての責任を認識できる。
・社会常識、接遇、危機管理を含め、各種業務の基礎的能力を培う。
・病院内外の各種研修に参加し、生涯教育の必要性を認識する。
職員は生涯研修として、各自の資質・知識の向上、技能研鑽を目指します。
・院内研修、部内研修において、準公務員・医療人としての望ましい接遇や態度を身につける。
・症例検討会や勉強会を開催し、よりよい薬物治療への貢献を目指す。
・新薬説明会、各種講演会、学会発表および学会参加により最新の医療情報に触れ、研究の推進と社会への貢献を目指す。
・各種専門薬剤師資格や認定の取得に積極的に取り組む。