広島市民病院

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後期臨床研修 研修プログラム

形成外科

概要

平成29年度からの新専門研修制度は先送りとなりましたが、形成外科領域においてはそれにむけての取り組みが比較的順調に進んだため、新制度に準じた後期臨床研修がスタートします。ただ平成29年度採用の後期研修医に限り、今まで通りの旧制度での研修もOKという形になっています。すなわち基幹病院連携病院のグループで研修を行う場合と4年間広島市民病院で研修を行う場合を選択できます。
新制度で研修を行う場合、広島市民病院形成外科は京大病院を基幹病院とし十数病院を連携病院とする京大病院グループと、倉敷中央病院を基幹病院とし島根県立央病院・坂出回生病院・広島市民病院を連携病院とする倉敷中央病院グループに属しております。
大学を経験しながら、市中病院も経験したい先生は京大病院グループを、中国地方で研修したい場合は倉敷中央病院グループでの研修をお勧めいたします。その際広島市民病院での研修を長く行いたいという意向があれば二年半程度は可能となります。また平成29年度に後期研修を始める先生に限っては旧制度選択も可能ですので四年間広島市民病院での研修という形も可能です。(当院での研修については形成外科コースをご覧ください。)

主任部長 木村 得尚  (きむら なりたか)
医師数 常勤 4名  
病床数 16床
外来患者数 43.7名/日(平成27年度)
手術・処置
年間手術件数 1,169件
(全麻 471件、外来 698件)
熱傷 24件
顔面骨折 27件
唇裂口蓋裂 98件
その他先天疾患 93件
悪性腫瘍手術 98件
良性腫瘍手術 334件
眼瞼下垂 109件
乳癌再建関連手術 144件
年間レーザー件数 358件
(全麻レーザー33件)

形成外科コース

研修目標

形成外科の治療範囲は非常に多岐にわたる。内容としては

1.外傷 一般外表外傷、顔面外傷、顔面骨折、手足の外傷、熱傷
2.皮膚疾患 皮膚潰瘍、良性・悪性皮膚腫瘍、アザ、腋臭症
3.先天性外表疾患 唇裂・口蓋裂、多指症・合指症、小耳症、眼瞼下垂、逆まつげ
4.瘢痕、ケロイド 瘢痕拘縮治療、ケロイド治療
5.悪性腫瘍再建 乳癌術後乳房再建、頭頚部再建
6.加齢変性疾患 後天性眼瞼下垂、老人性内反症
7.その他 巻爪、臍突出、顔面神経麻痺
8.美容 しみ、刺青除去、その他美容外科

などがあげられ、当科では上記治療のほとんど全てを経験することが出来る。特に唇裂・口蓋裂をはじめとする先天性疾患、眼瞼下垂などの眼瞼疾患、乳房再建の手術件数は全国でもトップレベル、中四国では1,2の治療実績である。当科での後期研修は形成外科の専門医取得を目標に、その礎となる知識、技術を得ることである。そのために限りなく多くの症例に関わっていただき、治療経験を積んでもらい、一人前の形成外科医になる基礎を築き上げ、研修終了後は専門医取得のみならず、特定分野でスペシャリストになることを想定しています。

研修内容

初期研修終了後、形成外科専門医のもとで下記の修練を行う。
初期臨床研修終了後

1年目

1.形成外科的診察法・記載法
2.手術前後の管理
3.創処置・創処理、外傷の救急処置
4.形成外科手術の介助、助手
5.一般的縫合・形成外科的縫合
6.全層・分層植皮の採取
7.簡単な皮膚良性腫瘍の摘出術、切除術
8.アザ、しみ、ほくろ、疣贅のレーザー治療
9.写真撮影法・整理法(形成外科医には非常に重要)
以上を知識習得するとともに修練する。
専門医指導の下で外来において週1~2回再診患者の診察をおこなう。
専門医指導の下で主治医として入院患者を受け持つ。

2年目以降

1.上記修練を引き続き続ける
2.皮弁作成、植皮、顔面骨折、腋臭症、瘢痕修正、皮膚腫瘍摘出などの手術で執刀医となる
3.マイクロサージャリーの手術手技の修練
4.専門医の指導の下で唇裂・口蓋裂、多指症、埋没耳、筋皮弁などの部分的執刀医となる
外来で新患の診察を行う。
後半では形成外科関連の種々の手術で執刀ができるように技能を修得していき、専門医資格取得の要件に足る知識、技能ならびに経験症例数が備わることを目指す。
日本形成外科学会や関連学会での演題発表、論文発表を行う。

研修プログラム例

救急疾患への対応のため3ヶ月間は救急科(本務)を行う

習得できる専門医資格

形成外科専門医